第1位
『彼女達』は――冒険者達は最後の決戦に臨む
結論から言えば。
それは語り継がれることのない物語だ。
誰が勝ち、誰が負け、誰が生き、誰が死に、誰が吠え、誰が嗤い、誰が哭いたのか。そこに富と名誉はなく、倒れた者は歴史に名を刻むこともなく。誰の記憶にも残らぬまま、天の葬列に加わるのみ。
けれど、『彼女達』は臨むのだ。
巨大な悪に、邪悪極まる闇に。秩序のため、誇りのため、絆のため、『彼女達』は――冒険者達は最後の決戦に臨むのだ。
「1000年の時を越えて、もう一度冒険者達が下界平和の礎となる! ――ここに新たな神聖譚を記せ!!」
これは、もう一つの眷族の物語、
──【剣姫の神聖譚(ソード・オラトリア)】──
※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
第2位
これは、彼女が彼女を殺すための物語。
この世界には、異世界の日本から『迷い人』がやってくる。
だが、過去に迷い人の暴走が原因で世界的な大災害が起きたため、彼らは見つけ次第『処刑人』が殺す必要があった。
そんななか、処刑人のメノウは、迷い人の少女アカリと出会う。
躊躇なく冷徹に任務を遂行するメノウ。
しかし、確実に殺したはずのアカリは、なぜか平然と復活してしまう。
途方にくれたメノウは、不死身のアカリを殺しきる方法を探すため、彼女を騙してともに旅立つのだが……
「メノウちゃーん。行こ!」
「……はいはい。わかったわよ」
妙に懐いてくるアカリを前に、メノウの心は少しずつ揺らぎはじめる。
GA文庫大賞、7年ぶりの《大賞》作品!
――これは、彼女が彼女を殺すための物語。
※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
第3位
ラッキースケベでアンラッキー!?
――サキュバス王の性遺物。
それは、除霊不能呪具。無力化するには宿主ごと封印するか殺害するしかない。
「近いうち、サキュバス王の性遺物がこの国に出現する」
ついに本免許を獲得した晴久たちの元に、そんな衝撃的なニュースが届いた。
その報にやる気を漲らせる晴久と美咲。
そんな最中、晴久は一人の少女と出会う。
その少女の名は童戸槐。
九の旧家がひとつ、運命操作の力をもつ《無敵の童戸》の血族だ。
なぜか、その少女と会ってからラッキースケベが頻発する晴久。
ふと手を伸ばせば胸を揉み、少し転べばパンツを脱がす。
そんな日常生活に支障をきたす呪いが降りかかる最中、槐が霊能犯罪者によって拉致されてしまう。
童戸の力を狙ったその犯罪者は、恐るべき式神を解き放っていた。
その名も対異能特化秘匿呪具「アンチ・マジッ●ミラー号」!!
はたして、晴久はラッキースケベの呪いを抱えながら、槐の救出をすることができるのか!?
~~~っ!! イグウウウウウウッ!!!!
鏡に包まれた世界に写る心は、虚像か、それとも真実か。
にっこりモッコリ、退魔活劇第五弾!!
※「ガ報」付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
第4位
乙女ゲームの悪役令嬢に転生した私。魔法省を舞台にしたゲーム続編で、出戻り令嬢カタリナは闇の力を手に入れて破滅する!ーーそう知って全力でバッドエンドを回避するつもりだったのに、気付けば闇の使い魔ポチに続き、闇の契約の書の所有者に!? 破滅回避方法不明のまま、王宮で開催される他国との交流会に参加することになってしまい…!? あれ? これってゲームのイベントじゃないわよね? 大人気破滅回避ラブコメディ、第8弾登場★
第5位
雪氷地区は雪女の末裔の集落であり、男同士でも雪ん子として子供が生まれる。五つの名家が存在し、序列第二位の雪嵜家の次期当主である陽色は、序列一位の氷鷹家当主の冴斗に恋心を抱きながらも、補佐の仕事を頑張っていた。名家の当主は稀人を伴侶として迎える事が推奨されているため、好きな相手のお見合いのセッティングに勤しんでいる。
※陽色と冴斗という雪女の末裔同士の両片想いのお話です。また、他の三つの家の人々や稀人の短編を収録しています。
第6位
プロキシア帝国城にて、初代皇帝を名乗る男から仇敵ルシウスの行方に関する情報を入手したリオ。ルシウスとの決着の刻を間近に予感しながら、リオは進路をパラディア王国へと向ける。一方その頃、ロダニアの客船からクリスティーナとフローラ――二人の王女が誘拐されていた。彼女たちが強制転移させられた先とは、奇しくもパラディア王国の森の中。幾重にも仕組まれた罠に絡め取られた王女たちの前に現れるのは、救いの手か、それとも無慈悲な刃か……。
第7位
運び屋、土地神の眠る街でも頼られまくる!
―最強運び屋、嵐の中すら駆け抜ける―
最上級職《竜騎士》から初級職《運び屋》に転職したアクセルは、旅をしながら運び屋として活動する日々を送っていた。魔人との戦闘で破損した自身の武装を直すため、古代遺跡の眠る砂漠に隣接した『砂塵都市』エニアドを訪れた。
そこで槍の修復を進めていたある日、エニアドに本拠地を持つ考古学ギルドから、奇妙な砂嵐が街を襲ってきている事を伝えられる。
災害か、それとも人為的なものなのか。原因を知るために、砂漠の調査を進める考古学ギルドは、しかし、過酷な環境下での活動によりピンチに陥る。そして街も砂嵐の影響を受けていく。
――だが、そんなギルドや街の人々を、アクセルは圧倒的な輸送力と速度で救っていき、彼らの調査に『進展』を運んでいく――!
史上最強の運び屋アクセルは嵐の中ですら活躍し、街の人々から、そして彼らが奉る土地神からも、頼られまくる!!
元竜騎士の最強運び屋がノンストップで突き進む、トランスポーターファンタジー第4弾!!
※「ガ報」付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
第8位
伯爵家の末娘・アマリアは、知性の高さゆえに世を疎み、人を見下すことが身についてしまった無気力王子・テオドールの護衛騎士を務めている。しかし、アマリアは知っていた。テオドールが本当は、民や従者のことを愛し、守る優しさをもった優秀な主君であることを。そして繰り返し語られる「きみが私の妻になってくれればいいのに」という戯れに込められた願いを。けれどアマリアにとってテオドールは、愛する男性である前に、命に変えても守るべき大切な主君であった。身分違いの恋を胸に秘め、愛する人をひたむきに守ろうとする少女騎士と、鋭い知性がゆえに心を閉ざしてしまった王子。触れ合うことはできずとも、ずっとこうして共にあるのだと信じていた二人の日常は、テオドールの命を狙う賊により壊されてしまう。命の危機に際し、勇敢な騎士としてアマリアが下した決断は……!?
第9位
美貌の軍人公爵×嫁き遅れ令嬢
嫁き遅れで修道院にいくはずが元帥閣下の愛妻に!?
夢みたいなイチャラブ新婚ライフ?
『今日は徹底的に気持ちよくしてやろう』
伯爵令嬢アメリアは、嫁き遅れて修道院に入る予定だったが、
武勇で名高い元帥公爵、ランドルフに突然プロポーズされ彼に嫁ぐことになる。
地位も財産もあるランドルフに望まれる理由がわからず、困惑するアメリア。
「気持ちいいと思う心はいやらしくなんかないんだよ」
自己評価の低い彼女にランドルフは辛抱強く愛を教える。
彼に惹かれていくアメリアだがランドルフの求婚の理由は彼女の絵の才能を見初めたためだと知り!?
第10位
二〇九七年七月。達也は富士樹海に潜伏する光宣を追い、張り巡らされた結界『蹟兵八陣』を破る方法を思案していた。
一方、USNA軍非合法魔法師暗殺者小隊『イリーガルMAP』が達也の暗殺に動き出す。その魔の手は彼の友人たちにも向けられることに――。
さらに達也の前に立ち塞がる刺客・藤林長正。希代の忍術使いであり亡霊を操る強敵を前にして、ついに精神体をも消滅させる達也の新魔法『アストラル・ディスパージョン』が放たれる!!
水波救出のため、猛進する達也。しかし彼の前に次は『あの男』が『最悪の敵』となって立ちはだかる――!?